はじめに
GWも終わり、春アニメも5話まで放送された。
そこで、5話見た結果、今のアニメの評価はどうなのかを振り返ってみようかなと思いました。
ついでに、1-2話見たときとの評価の変動も見てみようかなと。
つーわけで、今回の記事の構成は次のよう。
- 前提 : Rankの感覚的基準
- 2025春アニメRank表(5話時点のものと1-2話時点のもの)
- 各Rank毎の作品について説明・簡単な感想
- 最後に
そんじゃ、本編はじまり。
前提 : Rankの感覚的基準
あくまで感覚的なものなのでぶれることが多々あることに注意。
Rankは自分的な序列。S>A>B>C>D>Eの順番。
Bよりは評価したいけど、Aには届かないかなというときはB+とかつける。
だいたいの感覚として、
- SS : 名作も名作
- S : 名作or名作になりうる
- A : クールトップレベル
- B : 良い
- C : 悪くない
- D : ちょっと悪い(よくない)
- E : 悪い or 切り
2025春アニメRank表
ここでは、5話まで見たときのRank表と1-2話見た時点でのRank表を見る。
5話見てのRank表
今期見てる作品の27作品のRank表は以下のよう。
Rank表はこのTierMakerで作成した。
おなじRankでも右に行くほど評価が高い。
今期はこれと『キミとアイドルプリキュア』見てます。
炎炎3期と『完璧すぎて可愛げがないと婚約破棄された聖女は隣国に売られる』と『テゴニア』は、みたいけど見る手段がないので断念してる。
『Summer Pocket』は理由があって4-5話が見れてないので未評価ということで。
"視聴断念"のランクに入ってるものは、内容が自分に合わなくて視聴を断念した作品。だいたい1-3話で切ってる。
ってか『ツインズひなひま』は一話完結だから、切ったとか関係ないやん。まあ大した違いはないのでこのままで。
1-2話見てのRank表
1話時点では新鮮味があるから全体的にちょっと高い評価になってるのがわかる。
目立って変動した作品というと、『アポカリプスホテル』『ラザロ』『鬼人幻燈抄』『履いてください、鷹峰さん』『YAIBA』の5作品か。
前3作品はいい方で、あと2作品は悪い方で評価が変った。
ここら辺の事情の説明は次の項目でやっていきたいと思う。
各Rank毎の作品について説明・簡単な感想
各Rank毎に、特筆したい作品についての説明や簡単な感想を記していきたいと思う。
Rank S
Rank Sについては個別に書く。最高評価なので。
紫雲寺家の子供たち
1話時点でのRank : A
いい。まじでいい。
今のところ全部がいい。
まず、ヒロインを可愛く見せる話がいい。右肩上がりに、話を重ねるほどよくなる。
最初にビジュ絵をぱっと見たときの感想は「面白そうだけど、しっくりくるヒロインがいないなあ」だった。
それがなんですか!いるじゃないですか!それもたくさん!
いやみんな好きと言ってもいいぐらい。
話と共にヒロインが好きになっていくという、ヒロインの好きになり方としては最高の方法を提供してくれた。
とくに、3話の万里回やばすぎね。そのあとの万里も。
というわけで俺の推しは万里です。
次に、エンディングがいい。
なんですか、あの可愛すぎるエンディングは。
曲自体もさることながら、映像もよすぎませんか?いや曲自体もまじでがちでいいんですが。
Akkiと星銀乃丈と堀江昌太、よくやってくれた!!!
アニメ制作スタッフもほんとありがとう!!!
フルで聞いたときの最後に聞ける「モテモテだねぇ、しんにぃ~」も好きすぎる。
文句なしに、現状での今期TOPです。
余談だけど、EDのフルのCメロで「BIG LOVE?SMALL LOVE?どっちなんだい!」ってところがあって、「きんに君始まるやん草」と思ってTweetしたら作詞作曲者からふぁぼ来たのびっくりしたwwww
アン・シャーリー
1話時点でのRank : A
この作品の魅力はなんといっても主人公のアンである。
発言一つ一つ、行動一つ一つが見てて楽しい。
そして、そのアンを囲む心優しい登場人物たちもいい。それを彩る作画・演出もいい。
見てて本当に愉快になる作品で、見ると心が洗われる感じがする。
作品がたくさん出て溢れ返しひねった作品がむしろ大多数になってしまった昨今、むしろこういう作品が足りなかった。
誰かが、「赤毛のアンは、早すぎた百合日常モノ」って言ってた、なるほど言い得て妙だなと思った。
「アニメの原点ってここだよな」って思わせられるようなそんな作品。
アポカリプスホテル
1話時点でのRank : B
1話ごとに評価を上げてここまで上り詰めた作品。
この作品の魅力は、ハイクオリティすぎる画面と1話完結型の話の秀逸さにある。
特に、作画・演出を含んだアニメーションとしての出来は群を抜いていて、正直、「名作」と呼ばれる部類に届きうると思わせる。
さらに、デジストピア的な舞台設定をうまく使った1話完結型の話は、落ちを含めても秀逸である。
綺麗なアニメーションをうまくいかせるような話の練り方もうまい。
なにをとってもハイレベルな作品で、好みを抜いたら今期トップであるといっても過言ではない。
This is どこにだしても恥ずかしくないアニメ。
Rank A
Rank Aまでは個別に語ります。結構気に入ってる作品が複数あるRankなので。
ウマ娘 シンデレラグレイ
1話時点でのRank : S
文句なしの今期トップ作品、まさかの陥落。
といっても、これは「紫雲寺家がよすぎた(自分のツボに入った)」というのと、「まだこの作品の溜め回が続いてる」ことが大きく、この作品自体の質が落ちたわけではない。
ただ、ここらで一つ1話ぐらい熱くてドキドキする展開が欲しいなあとも思う。
そういう意味ではSではなくAでもいいかもと思い、このRankに。
あと、やっぱりOPはウマ娘に歌ってほしいです!!
あとあと、12Rまで競馬やってたら見られないのどうにかしてください!!!
とはいっても、どこに出しても恥ずかしくない作品であることは変わらない安定してレベルの高い作品。
ボールパークでつかまえて!
1話時点でのRank : S
This is 「世間より不当に高く評価してる」枠。
正直、作画レベルは高くないし、すごく見どころのある作品でもない。
でも、その安定感が魅力。なにがいいとか言えない。それが魅力と言えるような作品。
強いて言葉にするなら、安定感とキャラの可愛さと他で味わえない人間ドラマが魅力というべきか。
とにかく、『ボールパークでつかまえて!』の雰囲気がすき。そんな作品。
あ、あとOPとEDはすごくいい。特にOP。
小市民シリーズ 秋期限定栗きんとん事件(2期)
1話時点でのRank : A
Rank自体の変動はないが、今一番右肩上がりの作品。
ここ最近でよくなったというよりは、ずっと安定していいから評価が上がったという感じ。
この作品の魅力は、作品全体に漂う「不気味さ」やそれに伴って感じる「ぞわぞわ感」。
それを生み出してる一番の要因がヒロインの小山内さんであるというのも魅力。
かわいいのに怖い。怖いのにかわいい。というすごいヒロイン。
正直、1期より面白く感じる。
画面のレベルも安定してるので、毎週楽しみにしてその期待を裏切らない作品。
男女の友情は成立する?(いや、しないっ!!)
1話時点でのRank : A
来た、問題作。
なにが問題って、この作品、画面のレベルがかなり低い。下手したら今期一番低いんじゃないかな。
じゃあ、なんでこの作品をここにあげてるかというと、それに上回るヒロインの可愛さゆえである。
そしてそれに起因して時折よく感じる話もある。それが4話。
主人公にほぼ告白してるヒロインが可愛すぎた。
そして、ヒロインを可愛く描くべきシーンは、力入れた作画をしてくれているので(この作品比)、そこも好感もてる。
ただ、この感情はどちらかというと、「できない子ほどかわいく見える現象」である確か。
.......ん?もしかしてこの作品こそ、「世間より不当に高く評価してる」枠ですか?
実際、5話からトーンダウンしちゃったし、4話までがピークだった説もある。
まあ、それでも僕はかなり楽しめてますよっていう作品。
Rank B
ここからは簡単に。といっても語りたい作品がそれなりにあるので短くならないかも。
Rank Bに置いたのは9作品でRank変動は次のよう。
作品名 | 1話Rank | 5話Rank | ひとこと短評 |
---|---|---|---|
LAZARUS ラザロ | C(ほぼD) | B+ | 右肩上がり |
機動戦士Gundam GQuuuuuuX | C | B+ | 戦闘おもろすぎ |
ウィッチウォッチ | A | B | 安定枠 |
九龍ジェネリックロマンス | A | B | いいがどうまとめるか不安 |
鬼人幻燈抄 | C(ほぼD) | B | 右肩上がり |
宇宙人ムームー | -(未視聴) | B | 安定して""いい"" |
薬屋のひとり言 | A | B | 安定枠 |
忍者と殺し屋のふたりぐらし | A | B | よかったりよくなかったり |
ロックは淑女の嗜みでして | C | B | 4-5話でよくなった |
個別に取り上げたいのは、『LAZARUS ラザロ』『鬼人幻燈抄』『宇宙人ムームー』『ロックは淑女の嗜みでして』。
『LAZARUS ラザロ』『鬼人幻燈抄』は右肩上がりによくなってきた。
ただ、その「右肩上がり」というのは2作品で意味が異なる。
『LAZARUS ラザロ』はそもそも画面のクオリティがかなりかなり高い。
ただ1話で話が動かなさ過ぎて微妙だったが、そのテイストに話数を重ねると慣れてきたという感じ。
『鬼人幻燈抄』は画面の出来はそれなり。それでも1話完結に近い形式の話が完成度高い。
原作の評価が高いだけあってここら辺はさすが。
そもそも1話時点での評価が低かったのは、前提説明が長くて飽きてたところもあったので、このテンポ感がいいのもある。
そういう意味での右肩上がり。
『宇宙人ムームー』はなんか""いい""。
ほっこりするという表現がしっくりくるか。それにスパイスとして家電の構造を知れる話もいい。
画面の出来も安定してて、さすがOLMといった感じ。日常系として安定度の高い出来。
『ロックは淑女の嗜みでして』は4-5話でかなりよくなってきた。
正直3話まででは「もうこの作品見なくていいかな」とまで思っていたが、この2話で激変。
まず、4話は純粋に「音楽」がよかった。やっぱ音楽は管弦楽よ。
そこに加え、5話でめっちゃよさげでカワイイ新キャラが出てきた。
この作品に足りなかったもの、それは純粋に可愛いキャラ。
黒髪ロングのヒロインも可愛いが、あれは見た目と普段の所作だけ。暴言きらい。
それに比べると新キャラの青髪には期待だけ。巨乳だし。
『ウィッチウォッチ』『薬屋のひとり言』は安定してるが、今のところ、それだけになってる。
ここらで何らかのスパイスが欲しい。
ただ、『ウィッチウォッチ』の新キャラも可愛いので、あの子がスパイスになる可能性を秘めてる。
Rank C
ここら辺は特に語ることはない、周りを固めてくれる枠。
ただ、『片田舎のおっさん、剣聖になる』は本当に「悪くない」。むしろ、「いい」と言えるところまで来そうなので今後に期待。
日常系やなろう系は安定枠。
『ある魔女』は悪くないんだけどなにかが足りない。なんなんだろうなあ。 これは『ヴィジランテ』にも通じるところ。
『前橋ウィッチーズ』は、2-3話見たときは「なんだこれ.........?」となって正直切ることも考えてたが、最近は慣れてきたのか悪くなくなってきた。
癖になってきたというか、○○ちょこちゃんがいいというか、アズの「○○とか、ムリ!」がよくなってきたというか。
ただ、OPのイントロの頭にこびりつく感じは嫌い。
Rank D
鷹峰さん、エロいだけじゃ限度があるよ....。
最強王もなして枠ひろげた?持て余しとるやんけ。
切った作品について
切ったのはこいつら。ここに鷹峰さんも次から入る。
『YAIBA』は3話まで見たけど作画と曲がいいだけ。話が特に面白いと思えない。
でも、なぜか作画はまじでめちゃくちゃいいんだよなあ。ただ本当にそれだけ。
『謎解きはディナーのあとで』も3話までみたけどなんか面白くなかった。いつも微妙なところで切るし。
『プリンセッションオーケストラ』も3話まで見たけど、足りない。これならプリキュアで足りてます。
『中禅寺先生』は2話まで見たけど、トリックや扱うものが思ったよりしょーもなかった。京極先生、こんなもんですか....?
最後に
こんな感じ。
マジで今期レベル高い。
なにがすごいって、『シンデラグレイ』が4番目に追いやられてるところがすごいし、そこに『ザロ』『GQuuuuuuX』が猛然と後を追いかけてきてる。
『ロックは淑女』もよくなってきたし、その一方でいっつも安定したクオリティを提供してくれる『ムームー』と『九龍』『ウィッチウォッチ』がいる。
たぶん、今後は『鬼人幻燈抄』も安定枠に入ってくると思う。
前のRank記事の最後に書いた「現状、伸びしろに一番期待してるのが『紫雲寺家の子供たち』。」が見事ハマってる。
問題があるとすれば、『男女の友情』がどこまで落ちるか、どこまで留まれるか。
結構楽しみに見てるから、踏ん張ってくれ~~~。
というわけで、今日はこの辺でバイバイ。